市場にはたくさんのスタイリング剤がありますが、口コミを見て使ってみても自分に合わなかった、そんな経験はありませんか?髪質やスタイルによってスタイリング剤との相性は異なります。
そこで今回は、自分の髪質やスタイルに合ったスタイリング剤の選び方を解説していきます。それぞれの注意点も本音レビューしているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
私が全商品を実際に試して執筆しました
本記事の編集体制
※本記事に掲載している商品は、全商品全て編集部で購入した上で、レビューしています。専門家/編集者/企画者/管理者の意思によって選定しています。なお、商品情報については、記事公開時のものになります。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があるため、最新の価格や商品詳細については各販売店やメーカーにてご確認ください。詳しくは媒体概要をご覧ください。
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更新情報
・「スタイリング剤のおすすめ10商品をプロが厳選|ヘアケアもセットもできる選び方」を公開しました。:2024年12月21日(土)
スタイリング剤にはどんな種類があるの?
スタイリング剤といっても、バームやミルク、ワックスなど、さまざまな種類があります。また、セット力のあるもの、成分にこだわったケアができるもの、と大きく2つに分けられるので、何を目的としてスタイリングするのかで選ぶのもひとつの方法です。
乾燥毛ならパサつきを抑えるもの、ダメージが気になるならケア成分が入っているものなどお悩みによっても選び方は変わってきます。
ヘアオイル
【髪に潤いや束感を出す・乾燥した髪をまとまりやすくする・ツヤ感をだす】
髪にツヤ感や束感を演出できるヘアオイル。サラっとしたテクスチャーのものが多く、髪になじませやすいのも特徴です。
重たい質感、軽い質感の商品があり、剛毛なら重め、軟毛なら軽めを選ぶとスタイリングがしやすいです。
ヘアバーム
【髪を保湿する・やわらかい束感を演出する】
ヘアバームは、髪だけでなく肌にも使えるものが多いです。保湿ができるのでパサつきが気になる人に選ばれています。セット力はあまりないものの、束感やツヤ感を出せるスタイリング剤です。
ヘアミルク
【髪にうるおいとしっとり感を与える・ドライヤーやアイロンの熱から守る】
乳液のようにとろっとしたテクスチャ―のヘアミルク。指通りをよくしたり、まとまりやすくしたりするスタイリング剤です。
髪のパサつきを抑えるもの、熱から守るものなど、使用目的で選ぶといいでしょう。
ヘアクリーム
【ふくらむ髪をまとまりやすくする・自然な束感のあるセットをする】
ヘアクリームは、ヘアミルクよりも粘度が高く、ミルクでは軽すぎてまとまらない人におすすめです。水分と油分のバランスが良く、比較的どのような髪質でも使いやすいのが特徴。
ドライヤーの前に使えるタイプや、キープ力があるタイプなどがあります。
ワックス
【ウェット感や束感など質感を演出・スタイルをキープする】
ヘアワックスは、束感をキープするものやツヤ感を出すもの、キープ力はあるが固まらないものなど、種類が豊富です。
やわらかい質感にするにはソフトワックス、きっちりまとめ髪にするならハードワックスを使うとスタイリングがしやすいです。
ムース
【パーマヘアにウェーブを出す・まとまりやすくする】
泡で出てくるムースは、毛束になじませやすいところが魅力です。パーマは濡らすとウェーブがでやすくなるので、パーマをかけている人におすすめ。
しっかり揉みこんでスタイリングをしましょう。
ジェル
【ツヤ感を演出・ウェットな質感にする】
みずみずしいジェルは、グロッシーなツヤと髪型をキープするホールド力が魅力です。ウェットな質感は、こなれた雰囲気を演出します。
カールをしっかり出したいときにもおすすめです。
スプレー
【セットをキープする】
スタイリングの仕上げにスプレーすると、スタイルを長くキープできます。
しっかりと固まるハードタイプ、ふんわりとしたスタイルをキープできるソフトタイプなど、仕上がりに合わせて選びましょう。
たくさんのスタイリング剤が販売されていて、どれを選んだらいいのかわからず、買っても使いこなせないこともしばしば。このおすすめ記事を参考に、自分の求めているスタイリング剤を見つけたいと思います。
意外と知らない!スタイリング剤の正しい使い方
スタイリング剤を使う目的は2種類。「ケアをする」のか「セットをする」のか、これにより使い方が変わります。
ケアをする場合の正しい使い方
ドライヤーやアイロンなどの熱ダメージから髪を守りたい場合は、熱を与える前の下準備としてスタイリング剤を使います。
熱から守る成分が入っていないスタイリング剤は、逆に熱をあてることで形をつけにくくしてしまうこともあるので、成分を確認して使いましょう。
髪がパサつく、うるおいが欲しい、という場合はミルクやオイルもおすすめです。毛先の乾燥した部分に重点的につけると、しっとり仕上がります。
どのスタイリング剤でも、使うときはダメージが大きい毛先につけてから、頭頂部まで少しずつなじませていくのがポイントです。頭頂部につけすぎるとべたっとした印象になることもあるため、毛先になじませた後に手に残ったスタイリング剤を薄くのばすくらいが自然な印象になります。
セットをする場合の正しい使い方
バームやワックス、ジェルなどのセット力のあるスタイリング剤を使う場合、使う量がポイントになります。
動きを出したい場合は、まず手になじませ、髪全体に行き渡るように少しずつスタイリング剤をなじませると、ムラにならずにバランスよくスタイリングがしやすくなります。このように全体になじませてから、形を整えたり束感を出したりしてセットしましょう。
ワックスにはコーティング系の成分が配合されている場合があり、頭皮につくとトラブルになることもあります。つける際は頭皮につかないように注意しましょう。
また、セット力があるスタイリング剤にもケア成分が配合されたものがあります。ダメージが気になる髪にはケア成分入りのタイプを選ぶのもおすすめです。
スタイリング剤を使いこなせなくて、ケア目的でしか使っていませんでした。セット目的のスタイリング剤も使いこなして髪の仕上がりが整えば、美人度もワンランクアップしそうですね。
スタイリング剤の選び方
スタイリング剤を選ぶ際に必ずチェックしておきたい5つのポイントを紹介します。
1.なりたい仕上がりで選ぶ
濡れ髪に仕上げたいならジェルやオイル、やわらかい仕上がりにしたいならセット力の少ないバームやワックスがおすすめです。
パサつきを抑えてまとまりを出したいなら、髪を保湿できるミルクやムースが使いやすいでしょう。束感のあるセットがしたいならセット力のあるワックスを選びましょう。
2.成分で選ぶ
髪を熱から守りたいなら熱保護成分、ダメージケアがしたいならダメージ補修成分が配合されているものを選びましょう。髪の成分であるケラチンを配合したスタイリング剤でダメージケアをしておくと、傷みによるうねりや広がりを抑えられます。セット力がなくても髪のパサつきやダメージを軽減することで、髪を扱いやすくしてくれますよ。
外にいる時間が長い人は、UVケア成分が入ったスタイリング剤だと紫外線ケアもできるのでおすすめです。
3.髪質で選ぶ
やわらかくてペタンとなってしまう細い髪・軟毛には、軽いテクスチャーのスタイリング剤がおすすめです。軽めのワックスやバームをなじませたり、ふわっとスプレーすると、きれいに仕上がり、スタイルをキープしやすいです。
逆に、太くてボリュームがでやすい髪には、重めのテクスチャーのスタイリング剤が合っています。ハードワックスやジェルをなじませて、落ち着くようにスタイリングをしていきましょう。
広がりやうねりが気になるくせ毛は、オイルやクリームでパサつきを抑えてからスタイリングすると、まとめやすくなりますよ。自然に仕上げるならミルクやバーム、さらっとした手触りに仕上げたいならミストがおすすめです。
4.使いやすさで選ぶ
容器の種類によって、使いやすさに差が出ることも。同じオイルでも、ボトルをひっくり返して出すものや、先端がスプレーになっているものなどさまざまです。
手軽にスタイリングをしたい人はスプレータイプを選びましょう。スタイリング剤を手に出さずにそのまま髪につけられるスプレータイプは、メイク中や外出先でも手を汚さずに使いやすいです。
5.香りで選ぶ
使うときに香るものや、香りが持続するものなどさまざま。セットはしやすくても香りが気に入らなければ、テンションが下がります。好きな香りのスタイリング剤を見つけましょう。
髪質によってスタイリング剤の仕上がりはとても変わりますよね。最近自分の髪によく合うヘアオイルを見つけられて、髪のスタイリングが大きく変わりました。合うものと出会うって大事だなと実感しました。
スタイリング剤のおすすめ10商品
ここからは美容師である筆者がおすすめするスタイリング剤10商品をご紹介します。
本記事で紹介する商品一覧
1位:SALONIA(サロニア)スタイリングオイル(ウェット)
商品情報
専門家による総評
のびの良いミルクタイプのオイルです。ドライヤーの前やストレートアイロン、カールアイロン前になじませると熱ダメージから髪を守ります。ほどよくしっとりツヤ感を出せるのが魅力です。
- アイロン前の熱保護に使えるため、熱によるダメージが気になる人におすすめです。毎日ストレートアイロンやカールアイロンの高温を髪にあてている人は、熱から守ることでダメージを軽減できます。のびがよく、毛先までしっかりとなじませやすいです。
- つけるとほどよいウェットな質感で、毛束をキープできます。アイロン前のベース作りだけでなく、スタイリングでも使えるところが魅力で、ツヤ感やウェット感を演出します。使いやすいプッシュ式なのも、うれしいポイントです。
- さわやかなナチュラルハーブの香りがついているのですが、つけた瞬間が一番香りを感じられます。香りの持続性はあまりないので、ずっと香りを楽しみたい人はヘアコロンなどを併用するとよさそうです。
- ほどよい束感は出せますがホールド力は強くはないので、アウトドアや運動などのヘアセットが乱れやすいシーンではキープ力が物足りなく感じるかも。キープ力を求める場合は仕上げにスプレーなどで固めることをおすすめします。
プロの一言
編集部によるコメント
アイロンやドライヤーも人気のSALONIA(サロニア)のスタイリング剤。ダメージ補修、質感メイク、スタイルキープができる多機能オイル。スタイリング下手の私にも使えそうです。香りが強すぎない点も、むしろ高評価です。
2位:LUFT(ルフト)ヘアーデザインワックス M <優しいシトラスマリンフローラルの香り>
商品情報
専門家による総評
髪になじませると自然な束感とツヤを演出できるワックスです。アルガンオイル※1などの保湿成分が配合されており、乾燥してパサつく髪にうるおいを与えます。多めにつけると濡髪風のスタイリングもつくれますよ。
- ナチュラルにセットしやすいワックスです。薄くなじませるとさらっと、多めになじませると束感も出て、さまざまなスタイルに使えます。ミルクに近いようなやわらかさのクリームは、ムラなく全体になじませられるのも魅力。たくさんつけると濡れ髪風にもできますよ。
- アルガンオイル※1やホホバオイル※2など配合し、ツヤ感を出したい人にもおすすめです。乾燥して広がりやすい人は全体的になじませておくことで自然なまとまりを演出します。
- ほとんどセット力はないため、スタイリングをキープしたいならスタイリングの最後にキープ力のあるスプレーを合わせて使うといいでしょう。つけすぎると重たくなりすぎるので、髪が細い人やボリュームが出にくい人は気をつけましょう。
- つけすぎるとウェット感が演出できますが、ナチュラルに仕上げたい場合はつけすぎ注意。前髪などの顔回りは最後に少しずつなじませていくとスタイリングが失敗しにくくなります。
プロの一言
編集部によるコメント
濡れ髪風アレンジは難しそうと思っていましたが、髪質問わず使いやすいテクスチャーで、初めての人でも挑戦しやすいですね。つけた写真はおしゃれ度が高く見えるので、スタイリング剤の重要さを感じます。
※1 アルガニアスピノサ核油
※2 ホホバ種子油
3位:mm(ミリ)クリーム
商品情報
専門家による総評
クリームなのにサラっととろけるテクスチャーで、なじませやすいのが魅力のアウトバストリートメントです。ノンシリコンなのに仕上がりはサラサラなので手触りもよいです。スクワランなどの保湿成分も配合しているので乾燥しがちなくせ毛もまとまります。
- 髪になじませるだけで、しっとりした束感を出せます。乾燥してふくらみがちなクセ毛を落ち着かせるので、髪全体になじませてからスタイリングすると扱いやすくなりますよ。ノンシリコンなのに、さらっとした髪に仕上がります。
- スクワランやマカデミアナッツ油なども配合しているので、パサつきを抑えます。ヘアだけでなくボディーにも使えるので、手に残ったクリームはそのまま塗りこんでハンドケアとして活用できます。ボトルがスリムなので鞄に入れて持ち運びやすいのも魅力です。
- しっとり系なのでつけすぎるとべたっとした印象になってしまいます。髪がペタンとなりたくない人は、少しずつつけるようにしたほうが良いです。髪が細い人やボリュームが欲しい人は、根元側からつけないようにするとふんわり感が損なわれにくくなります。
- つけた後の手触りがつるつるになり滑りやすいため、編み込みなどのアレンジ前には不向きかも。べたつかず、顔周りの使用には向いています。
プロの一言
編集部によるコメント
頑固なくせ毛でまとまりにくい髪なので、私の髪に合いそうです!髪が太く硬いので、スタイリング剤のなじみが悪いのですが、こちらはするんと仕上がりそうです。スタイリング剤でかゆみが出がちな私ですが、手やボディにも使える商品は魅力的です。
4位:ナプラ N. ポリッシュオイル
商品情報
専門家による総評
少量でツヤ感がでる天然由来成分100%のオイルです。軽めのテクスチャーでベタっと感が少ないのが特徴です。ほんのり香るマンダリンオレンジ&ベルガモットの柑橘系の香りが魅力。ダメージが気になる毛先や、パサつきが気になる髪にぴったりな、軽いテクスチャーです。
- 少量でもさらっとなじみやすく、髪の表面にツヤが演出できます。重くないオイルなので、細い髪質の人でも使いやすいのが特徴です。毛先からなじませるように全体につけることで、パサつきを抑えます。
- シアバター※などの天然由来成分だけで作られており、そのまま肌や手の保湿にも使えます。乾燥毛の保湿やツヤ出しにぴったりです。専用のポンプに付け替えておけば、毎日使う際のひと手間が減って便利です。
- ほんのりとした柑橘系の香りがさりげなく香ります。
- オイルなので髪表面をのツヤは演出しますが、極度の乾燥毛の場合はしっとり感が足りない場合も。オイルだけで潤いが足りない場合は、先に保湿系のケア商品を使って仕上げのコーティングに使用するのもおすすめです。
- 香りはナチュラルで持続性は期待できません。また、軽めのオイルなので、広がりやすい剛毛をまとめるには少し物足りなさを感じるかも。しっかりした髪には仕上げのツヤ出しとして使うといいでしょう。
プロの一言
編集部によるコメント
N.ポリッシュオイルは気になっていましたが、剛毛で広がりやすい私の髪には向いていないかもしれませんね。ストレートアイロンで髪をのばした後のツヤ出しや、ネイルオイルとして使うのも良さそうです。
※ シア脂
5位:MOROCCANOIL(モロッカンオイル) ルミノーサ ヘアスプレー ストロング
商品情報
専門家による総評
どんな髪質でも使えるアルガンオイル※配合のヘアスプレーです。ゴワつきが気になるハードスプレーですが、ブラシ通りがよくベタつきにくい処方なのでスタイリングがしやすいのが特徴です。ダメージが気になる人にもおすすめです。
- ハードスプレーなのにアルガンオイル※などのケア成分を配合しており、ダメージや乾燥が気になる人にもおすすめです。しっかりとキープ力があるスプレーで、仕上げにスプレーしておけば、洗い流すまでスタイルがくずれません。
- アレンジの仕上げにスプレーすることで、くずれを防ぐだけでなく、ツヤ感もプラスします。スプレーしてすぐには固まらないので、固まる前に櫛を通して毛流れを整えておくと、綺麗な毛流れが作れます。甘い自然な香りは、使っていて不快感がありません。
- しっかりと固まるため、つけ方の工夫が必要です。おくれ毛や顔周りの毛束に使用するときは、つけすぎると不自然に仕上がります。おくれ毛や顔周りには、普段よりも離れたところから軽くスプレーすると、自然に仕上がりやすいです。
- たくさんつけるとしっかりと固まるので、シャンプーする前に軽くほぐしておかないと絡まってしまいます。トリートメントを溶いたお湯でやさしくほぐすように絡まりをとると、ダメージになりにくいです。
プロの一言
編集部によるコメント
保湿もできるスタイリング剤はいいですね。しっかり巻き髪をキープしたいときに仕上げに使うと良さそうです。MOROCCANOIL(モロッカンオイル)の特徴であるスパイシーなアンバーと甘いフローラル系のムスクの香りは、好き嫌いが分かれるところです。
※ アルガニアスピノサ核油(保湿成分)
6位:ロレッタ(Loretta) フワフワシュー
商品情報
専門家による総評
やさしくホールドしてくれるスプレータイプです。がちがちには固まらないので、ダウンスタイルでも使いやすいところが魅力のひとつ。ふんわり仕上げた後の前髪や巻き髪の仕上げにぴったりです。
- スタイリングをした後にシュッと吹きかければ、スタイルをキープします。ハード系ではないので、ダウンスタイルに使っても違和感がないのがうれしいポイントです。巻き髪の後にスプレーすると、やさしくホールドして長時間カールをキープします。
- アップスタイルでも使用できます。アレンジ前よりもアレンジが完成してからのキープ目的で使用すると見た目がきれいに仕上がります。直接髪に吹きかけるので、手が汚れないのも魅力です。
- べたつきはないですが乾燥毛特有のゴワっと感は多少感じます。乾燥毛の人はスプレー前に保湿成分の入ったヘアミルクなどをつけておくとよさそうです。髪の表面をスプレーがコーティングする感じになるため、事前のケアをしておきましょう。
- 香りは甘めで持続力はあまり感じられませんでしたが、その分ほかの香り付きアイテムとの併用がしやすそうです。甘めの香りが苦手な人は注意しましょう。
プロの一言
編集部によるコメント
巻き髪はキープしたいけれど、ガチガチには固まってほしくないし、ワックスだとベタつきが気になるので、重宝しそうです。パッケージもかわいくて、使うのが楽しみになります。
7位:Promille(プロミル) プロミルコロン
商品情報
専門家による総評
香り目的だけでなく、熱による形状記憶ができるヘアミストです。水分量が多く、寝ぐせ直しにも使えます。ケラチン※も配合し、ダメージが気になる乾燥毛にもおすすめです。
- 使いやすいさらっとしたミストで、髪全体にうるおいを与えます。強すぎない香りですが、しっかりと持続性もあり、動くたびにふわっと香ります。上品で優しい印象のやわらかい香りです。
- ドライヤーやアイロンの前に髪になじませておけば、ヒートプロテクトケラチン※1配合で熱から守るだけでなく、形状記憶効果により、やわらかさを保ったまま自然なスタイリングを保ちます。ナチュラルにスタイリングを仕上げたいときにぴったりな仕上がりです。
- シア脂が入っているといってもウォーターベースなので、しっとりとまとめたいときには物足りなさを感じるかも。ハイダメージの髪には、ケア成分の多いスタイリング剤を併用するといいですよ。
- 量をしっかりと使わないと、乾いた髪はまとまりにくいです。寝ぐせを直すためには根元からしっかりと濡らす必要があり、キンモクセイの香りが苦手な人にはおすすめできません。
プロの一言
編集部によるコメント
Promille(プロミル)の香りが大好きで、ヘアミルクを使っていますが、うるおうのにベタつかず、気に入っています。ムスクや甘い系の香りが苦手なので、キンモクセイの香りを香水代わりに使えるのはうれしいです。
※ (ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛)
8位:オブコスメティックス(Of cosmetics)ヘアミルクオブヘア・4.5RO
商品情報
専門家による総評
乾燥による広がりを自然に抑えるヘアミルクです。水分と油分をバランスよく含み、しなやかにまとまります。熱や紫外線からも守り、さらにケラチン※1配合でダメージケアもします。
- 軽い質感のヘアミルクで髪全体になじませやすく、パーマヘアやくせ毛の広がりやすい髪を自然にまとまりやすくします。指通りなめらかでツヤ感も演出し、髪の印象も良くなります。
- スクワラン、植物由来アミノ酸誘導体※2などの熱保護成分や、ケラチンプロテキュート※1などのダメージ補修成分が配合されているので、髪をいたわりながらスタイリングができます。乾燥した毛先になじませると潤いあるしなやかな質感に仕上がります。
- しっかりなじませることでパサついた部分がツヤやかに仕上がりますが、セット力はありません。熱保護として使う場合も、スタイリングをした後にホールド力のあるスプレーなどで仕上げると、くずれにくくなります。
- 多めにつけるとツヤは出ますが、少しオイリーな見た目に仕上がってしまいます。そのため顔周りの根元付近はあまり量をつけすぎないようにしましょう。毛先からつけて、顔周りは手に残ったミルクを軽くなじませる程度がおすすめです。
プロの一言
編集部によるコメント
スタイリング剤というより、アウトバスのトリートメントとして使用するのが良さそうですね。スタイリング効果は望まないけれど、うるおいとまとまりが欲しい人に合いそうです。
※1 ラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛)
※2 ジラウロイルグルタミン酸リシンNa
9位:SILHOUETTE(シルエット)SOFT HOLD ムースワックス
商品情報
専門家による総評
ウェーブは出るけど固まらない、しっとり感が持続するムースです。軽いムースで髪になじませやすく、うるおってツヤ感も出せます。毛髪補修効果があるフルーツセラミド(ユズ果実エキス)を配合し、ダメージケアにもおすすめ。
- ふわっと軽いムースで、髪になじませてもベタベタすることなく、重たくなりません。さらっとなじむような触り心地で、髪に自然なツヤを演出します。
- 無香料で香りが気にならないのも魅力です。
- セット力はないですが束感はでるので、立体感のあるスタイルに仕上がります。パーマ部分に揉みこんで乾かすと、立体感のあるカールがつくれます。
- 毛髪補修効果があるフルーツセラミド(ユズ果実エキス)や保湿効果のあるプロリンというアミノ酸成分を配合しており、ダメージが気になる人にもおすすめです。
- セット力があまりないので、取れかけのカールを復活させるのは難しそうな印象です。ただ、スタイリングをした後の手もベタつかず、ゴワつきにくいので髪がやわらかめな人でも使いやすいでしょう。
- さらさらの質感のため、ウェーブにボリュームを出したいときは物足りなさを感じるかも。ドライヤーで水分を飛ばしながら手でウェーブをつくるとボリュームが出やすくなりますが、多少です。
プロの一言
編集部によるコメント
ヘアサロン用商品も展開するSchwarzkopf(シュワルツコフ)のシリーズは期待大ですね。プロ仕様は難しいのかなと思いましたが、使い勝手が良さそうです。ホールド力が強すぎないので、失敗することも少なそう。
10位:product(ザ・プロダクト) ボタニカルホールドジェル
商品情報
専門家による総評
全成分天然由来で、スタイリング剤による頭皮トラブルが気になる人でも使いやすいジェルです。自然なキープ力があり、動きを出したいショートスタイルのスタイリングにも使えます。
- 自然なツヤ感が出せるだけでなく、ほどよくホールド力もあり、ショートからロングまでレングスを選ばずに使えます。みずみずしいジェルで、濡れ髪風にもアレンジ可能。ラフな質感のスタイリングに使いやすいアイテムです。
- 天然由来原料使用で全成分に生分解性があり、髪や頭皮にやさしいところが魅力。オーガニックキシリトールを配合しています。シャンプーですっきりと洗い流せて、毎日使いやすいです。
- かなり水分が多めのジェルで、思ったほどのキープ力は期待できないかもしれません。やわらかいだけになじませやすく、ドライヤーで形をつけると束感のあるスタイリングがしやすくなります。やわらかめの髪質に自然な束感を出したいときは、少量ずつなじませましょう。
- シトラスの香りは強めなので、苦手な人は気になるかも。顔周りにつけるときは特に香りが気になるので、軽めにつけることをおすすめします。
プロの一言
編集部によるコメント
product(ザ・プロダクト)は環境にも人にもやさしさに配慮しているサスティナブルなブランドという印象があります。パッケージもおしゃれで、トレンドを感じます。うるおいとツヤ感がプラスされるので、まとめ髪のアホ毛を抑えたいときに使いたいです。
編集後記
本記事を担当した専門家より
スタイリング剤を選ぶ際はセット力の強さはもちろん、配合されている成分も確認するといいでしょう。毎日ストレートアイロンやカールアイロンをする人は熱保護成分配合、ダメージが気になる人はケラチンなどのケア成分配合のものがおすすめ。使い続けるには香りの好みもでてくるので、確認を忘れずに。
本記事を担当した編集者より
私の好きなブランドのPromille(プロミル) プロミルコロンが入っていてうれしいです!本当に香りがよくて、キンモクセイの香りを嫌いな人はいないのではないかと思うくらい、友人からの評判が良いです。私の髪の香りで、購入した友人が何人かいますよ。おすすめです。
本記事を担当した企画者より
好きなメイクアップアーティストさんがYouTubeでproduct(ザ・プロダクト) ヘアワックスを紹介していてずっと気になっていたんです!ただ私は、ふだんヘアオイルでさっと形を整えるくらいしかしないので、使いこなせるか不安で中々手を出せず。今回記事を読んで、product(ザ・プロダクト) ボタニカルホールドジェルの方を使ってみたくなったので、まずは適度なフォールド力でスタイリングの練習をしてみようと思います!
編集長より
わかっいたつもりでいて、実は解像度が低かった「スタイリング剤の種類と特徴」や「正しい使い方」の解説が冒頭にあり、その後の商品紹介にあたっての基礎理解が深まりました。
個人的には40代になって髪質や毛量の変化が著しいにも関わらず、30代前半から同じスタイリング剤(ワックス)を使っており、だいぶ違和感がでてきていたので、今回の記事を参考に試してみたいと思います!今のところはキンモクセイの香りが好きなので Promille(プロミル) プロミルコロン が気になっています!