アイメイクの中でも大きな役割を担うのがアイライナーですが、40代以降の人からは商品選びについての質問をいただくことが意外に多いです。
「昔と同じ色を使って品のないメイクに見えるのが心配。」「まぶたのたるみが原因でにじみやすくなってしまった。」など、お悩みはさまざま。
そこで今回はお悩みや理想の仕上がりに合わせて選べるよう、特徴の違うアイライナー10種類をご紹介します。アイライナー選びに困っている方はぜひ参考にしてみてください。
私が全商品を実際に試して執筆しました
本記事の編集体制
※本記事に掲載している商品は、全商品全て編集部で購入した上で、レビューしています。専門家/編集者/企画者/管理者の意思によって選定しています。なお、商品情報については、記事公開時のものになります。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があるため、最新の価格や商品詳細については各販売店やメーカーにてご確認ください。詳しくは媒体概要をご覧ください。
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更新情報
・「40代・50代向けおすすめのアイライナー10商品をプロが厳選|描き方も伝授」を公開しました。:2024年9月25日(水)
アイライナーの種類と特徴
まずは、アイライナーの種類と特徴を説明します。
①リキッドタイプ
液状でスルスルと引くことができるリキッドアイライナー。先端は筆タイプが多いですが、フェルトタイプの商品もあります。
インクのようにくっきりと発色するため、目元を際立たせるにはぴったりです。また、筆ペンのようになっているため、目尻のはらいの部分をきれいに仕上げやすいところも使いやすいポイントです。
②ペンシルタイプ
鉛筆のように線を引くことができるペンシルアイライナー。くっきりと発色するリキッドタイプに比べて、ペンシルタイプは柔らかい印象に仕上がります。
修正しやすいだけでなく、まつ毛の間を埋めるのに使ったり、ぼかして仕上げたりすることもできます。
③ジェルタイプ
ペンシルタイプとリキッドタイプの良いとこ取りをしたのがジェルタイプ。以前は容器に入っていて専用ブラシを使うものが定番でしたが、現在は繰り出し式も増えています。
柔らかいテクスチャーなのに密着力が高く、にじんだり、ヨレたりしにくいのが魅力。その反面、失敗してしまうと修正が面倒なのが難点。メイク慣れしていない人にはハードルが高いかもしれません。
パンダ目の原因になりやすいアイライナーには苦い思い出がたくさんある40代半ばの私。面倒だと思いながら、落ちないジェルタイプをブラシで使っていましたが、リキッドやペンシルでも最近は落ちにくい商品が増えて喜んでいます。
40代・50代向けアイメイク!アイラインの描き方
40代・50代のアイラインの描き方のポイントは、横幅や縦幅を大きく変えると言うよりは、目の輪郭を際立たせて目力を出すことです。
そのため、目尻のラインが落ちやすいという場合は、無理に延長して引かなくても問題ありません。
目のキワに細く引いたり、まつ毛の間を埋めることを重視するのがおすすめです。
リキッドタイプでまつ毛の間を埋めるのが難しいという場合は、筆先をチョンチョンと点置きするイメージで埋めていくと描きやすいので、やってみてくださいね。
つい目尻を長く描いてしまいがちな私ですが、それよりキワを攻めることが大切なんですね。
まつ毛の間を埋めると、目力がアップしながらも品の良い印象に。問題は落ちやすいことなので、落ちないリキッドタイプでチョンチョンをやってみます。
アイライナーの選び方
40代・50代の人に、アイライナーを選ぶ際に必ずチェックして欲しい4つのポイントを紹介します。
1.理想の仕上がりに合わせてタイプを選ぶ
目元をくっきり見せることを重視する場合はリキッド、アイシャドウとなじませてふんわりと入れたい場合はペンシルなど、タイプ別に仕上がりの印象が変わるため、理想に合わせて選ぶのがおすすめです。
2.落ちないものを選ぶ
40代以上の人からアイラインについての悩みを聞く中で、特に多いのが「以前よりにじみやすくなった。」と言う内容です。アイライナーを目尻だけに引く、まつ毛の間のみを埋めるという描き方で対策をすることもできますが、やはり落ちない商品を選ぶことが一番です。
タイプや色味の好みはあるかもしれませんが、アイラインがにじみやすいと言う人は落ちにくさを重視して選んでみてくださいね。
3.描きやすさで選ぶ
アイラインは他のポイントメイクよりも繊細な動作が必要なので、描きにくいものを選ぶと線がガタガタになってしまいます。そのため、きれいなアイメイクに仕上げるために描きやすさは重要なポイントです。
色味や価格・にじみにくさなどのスペックだけでなく、ペン先の太さや長さ、スルスルと引けるかどうかなど、描きやすさにも注目してみてください。
4.悩みに合わせて色味を選ぶ
最近は王道のブラックやブラウン以外にも数多くの色味が展開されており、中にはラメやパール入りの商品も展開されています。
ボルドーなどの赤みがある色味は血色感を出す効果があるため、目元のくすみ払拭効果があったり、ラメやパール入りのアイライナーは上品な印象に見えるという特徴があったりします。
他ブランドにはない絶妙な色味の商品もあるので、お悩みや見せたい印象に合わせて色選びを重視するのも良いと思います。
顔のたるみが気になるにつれて、アイライナーのヨレが気になるようになりました。落ちないアイライナーを選ぶことはもちろん、ブラックやブラウン以外のカラーでヨレても目立ちにくいアイライナーを選ぶのも良案ですね!私はついつい古臭いメイクになりがちなので、カラーやラメなどのニュアンスを取り入れることで、トレンドメイクにあやかりたいです。
40代・50代向けにおすすめのアイライナー10商品
ここからはモデルやお客様にメイクを施すことも多い筆者が、40代・50代の人におすすめのアイライナー10商品を紹介します。
本記事で紹介する商品一覧
1位:LoveLiner ラブライナー リキッドアイライナー R4 ミルクブラウン
商品情報
専門家による総評
筆は程良いコシで描きやすく、落ちにくさも申し分なし。目元を演出しつつ、悪目立ちしないブラウンカラーで引き算要素も持ち合わせています。
- ぬるま湯で簡単にオフできる処方ですが、汗や皮脂・こすれにも強く落ちにくいです。
- ダークブラウン、ブラウン、ミルクブラウン、モカグレージュ、ロゼブラウンとブラウンカラーのカラバリが豊富。ミルクブラウンはチョコレートにミルクを混ぜたようなイメージのカラーで、実際に塗ってみると少しアッシュ要素があります。「アイラインはきちんと仕込みたいけれど、抜け感を出したい」と言う人にぴったりです。
- リピートする場合はレフィルを付け替えて使用することができます。環境面に配慮されているだけでなく、さらに購入しやすい価格になるのも魅力的です。
- 使用しているうちにレフィル部分が浮いてくることがあります。アイラインを引く時のブレにつながるので、使用前にしっかりと装着できているか確認しておくのが良いと思います。
プロの一言
編集部によるコメント
アッシュやグレージュが流行っているので、ぜひ挑戦してみたいカラーのアイライナーです!価格も試しやすく、またリユーザブルボトルという点も好印象。落ちにくいのにお湯オフできるのも使いやすいですね。
2位:dejavu(デジャヴュ)ラスティンファイン クリームペンシル ダークブラウン
商品情報
専門家による総評
楕円形になったペンシルで太くも細くも引くことができ、芯も折れにくく使いやすいです。ふんわりとした仕上がりになるのに、密着力が高いため落ちにくいです。
- ペンシルは楕円形になっているため、太く引いたり細く引いたり調整しやすいです。また、芯がしっかりしているので、描いている途中に折れないところも使いやすいポイント。
- アイシャドウなどを使ってぼかすことはできるのに、密着力が高く落ちにくいです。描いた直後も変ににじむことがないので仕上がりもきれいですよ!
- 楕円形の形は太さを調整できる反面、全体としては細いわけではないので使いにくいと感じる人もいるかもしれません。
プロの一言
編集部によるコメント
やはりペンシルは描きやすく、まつ毛の間を埋める時にも使いやすいです。にじみにくいペンシルアイライナーを探していたので、期待大です!描き心地もなめらかな設計になっているようで、ますます期待しています。
3位:RMK インジーニアス リクイドアイライナー EX 02 ディープブラウン
商品情報
専門家による総評
パールが配合されたダークブラウンで、独特の絶妙なカラー。陰影を付けて目力をアップさせつつ、品の良い仕上がりになるところがおすすめポイントです。
- パールが配合されたダークブラウン。品良く、かつ垢抜けた印象に見えるオリジナリティのある発色。透け感はなく、メリハリのあるアイラインに仕上げることができます。
- 液がしっかり付くのににじみにくく、比較的すぐに乾きます。持ちが良いのもうれしいポイントです。
- 筆が長めで液もたっぷりと付きやすいので、極細に引くと言うのはメイクが得意な人でも難しいと思います。太さの調節が難しいところは難点です。
- 塗った部分ががコーティングされるような感覚で、薄づきではないため、まつ毛の間を埋めるのには不向きです。
プロの一言
編集部によるコメント
ブラックのアイライナーをくっきり入れることに違和感があることが多かったので、アイシャドウの色ともなじみやすそうなディープブラウンは魅力的。品が良く、やさしい印象の目元になれそうです。
4位:ディーアップ(D-UP) シルキーリキッドアイライナーWP シフォンブラウン
商品情報
専門家による総評
ベージュに近い明るく淡いカラーなのに白浮きせず、さりげなく影を仕込むことが可能。アイラインが濃いとどうしても古臭く見えてしまいがちなので、こちらを使うと自然と引き算ができ、ナチュラルに仕上がります。
- シフォンブラウンは淡さの加減が絶妙な色味。そのため、太く引いても濃いメイクに見えません。それなのに、目幅を大きく見せるアイライン効果はあるのでとても優秀です。
- ベージュに近い発色なので、目尻はらい部分の下書き用としても使えます。
- さりげなく影をつくれますが、目力をくっきりと強調するために使うのが目的であれば、物足りないと思います。
プロの一言
編集部によるコメント
アイラインが濃いとメイクが古臭く見えるんですね…まさに私です。大変良い気づきをいただきました。この色がトレンドだと思いながらも、色の薄さに不安になりそうなので、いつもの濃いアイライナーを黒目の上に、このシフォンブラウンで目尻、と併用して令和の美人を目指します。
5位:CANMAKE(キャンメイク) クリーミータッチライナー02 ミディアムブラウン
商品情報
専門家による総評
こっくりとしたテクスチャーでスルスルと引けるため、使いやすくておすすめ。先端も細いので、まつ毛の間を埋めたり、目尻のはらい部分のような細かい部分を描いたりするのにもぴったりです。にじんだり落ちたりしにくく、長持ちします。
- 極細タイプなので簡単に細いアイラインに仕上げることができます。また、細めなので扱いやすいのが、不器用な人にもおすすめできるポイント。
- クレヨンのようなこっくりとしたテクスチャーなのでスルスルと線を引くことができます。ヨレやすいかと思いきや、ヨレにくく落ちにくいです。まつ毛の間を埋めるのにもぴったりの質感です。
- 繰り出し式で出した分は戻すことができません。また、細めなので強い圧をかけるとペンシル部分が折れてしまうので気を付けてください。
プロの一言
編集部によるコメント
ペンシルのように描きやすく、リキッドのようになめらかなジェルライナーの使い心地が好きです。やさしい色味とクレヨンのようなテクスチャー、そしてにじみにくいとのことなので、まつ毛の間を埋める用に購入したいです。
6位:UZU BY FLOWFUSHI (ウズバイフローフシ)アイオープニングライナー [ブラウンブラック]
商品情報
専門家による総評
ブラウンとブラックの良いとこ取りをしたカラーで目元をばっちり際立たせられます。透け感が少なくかすれにくいので、しっかり影を仕込みたい人にもぴったりです。
- 透け感が少なく高発色。さらに、名前の通りブラウンとブラックの良いとこ取りをした陰影カラーなので、幅広い人に使いやすい暗めカラーです。かすれにくいところも使いやすさの秘訣。
- ダークグレーやネイビーブラックをはじめとした、普段使いしやすいおしゃれカラーも豊富なので、アイラインでさりげなくこなれ感を出すことができます。
- 高発色なので、ナチュラルにさりげなく仕上げたいという人には不向きかもしれません。
プロの一言
編集部によるコメント
40代半ばの私には、本品のようなしっかりとした色味だと心が落ち着きます。染料フリーな点も魅力的。手に汗握るアイラインの繊細な瞬間に、八角形フォルムは重宝しますね。
7位:CAROME. (カロミー)ウォータープルーフ リキッドアイライナー 【ブラック】
商品情報
専門家による総評
汗やこすれだけでなく、皮脂や涙にも強いので、とにかく落ちにくさを重視する人にぴったりの逸品。先端が細めなので、圧を弱めると極細ラインにも仕上げることができます。
- 泣いても落ちないと定評のあるアイライナー。お風呂に入ったり、こすったりしても噂通り落ちにくかったです。クレンジングを使うとするりと落ちるので、いつものメイク落としで良いところもうれしいポイントです。
- かける圧によって太さを調整できますが、先端が細めで極細にも引きやすい筆だと感じました。目尻部分は細めにはらうのが理想的なので、きれいに仕上げることができるのは大きなメリット。
- 落ちにくいと言う点では40代・50代の人にもおすすめしたいですが、別のカラーもすべてくっきりとした発色なので、ふんわりと仕上げたい人にはアイシャドウでぼかすなどの作業が必要です。
プロの一言
編集部によるコメント
フィットネスクラブでのメイクはあきらめていましたが、落ちにくいこのアイテムならば使えそうですね!エクササイズのシーンでは、くっきりした発色もよく似合います。かっこよいメイクに仕上げられそうです。
8位:LUNASOL(ルナソル)シークレットシェイパーフォーアイズ 03 Velvet Ruby
商品情報
専門家による総評
パールが配合されたバーガンディカラーでふんわり発色。くっきりしないため、普段のメイクともなじみやすく、派手になりません。カラーライナーが初めての人も自然な印象に仕上げやすいです。
- 悪目立ちせず影の役割を果たすおしゃれなバーガンディカラー。パールも配合されており、目元に血色感と明るさを加えることができるので、40代以上の人にもイチおしのカラーです。
- ベタ塗りっぽくならずふんわりとした発色ですが、ムラにはなりにくい絶妙な質感。メイクが得意でない人も自然にぼかしたような仕上がりになります。
- こすれには弱い印象。そのため、メイクがくずれにくいシーンでの活用がおすすめです。
プロの一言
編集部によるコメント
気に入っていたアイライナーが廃番になり、赤系のアイライナーを探していました!!こちらの色はとても上品な印象ですね。初めて使う時には勇気がいるけれど、肌なじみが良くて自然な仕上がりになるので、みなさんもぜひ試してみて欲しいです。
9位:Visee(ヴィセ) リシェ カラーインパクト リキッドライナー RD440 バーガンディ
商品情報
専門家による総評
みずみずしいテクスチャーのため、特にスルッと描きやすいです。透明感があるので、アイラインだけがくっきりして見えるのを避けたいと言う人にぴったり。バーガンディカラーなので血色感アップが期待できます。
- 液がみずみずしいので、スルスルと描きやすいのが特徴。透明感があるので、ベタ塗りっぽく見えない発色も長所です。
- コラーゲンやグリセリンなどの保湿美容成分が配合されているので、乾燥しやすい目元のうるおいを保ちます。
- 液がみずみずしい分、シワ落ちしやすいと感じることもありました。シワが多い部分の使用は避ける方が良いかもしれません。
プロの一言
編集部によるコメント
赤や紫の色味のアイライナーは、色っぽいのに上品な印象になりますね。バーガンディ推しの私にとって、この色味は「失敗しない」イメージです!
10位:Celvoke(セルヴォーク)シュアネス アイライナーペンシル 16
商品情報
専門家による総評
漆黒ではなく透け感のあるブラックのペンシルアイライナー。さらに、仕上がりもふんわり柔らかく、パールも配合されているため、黒でもマイルドな仕上がりに。アイメイクを柔らかく仕上げたいという人向きです。
- 「16 シマリングブラック」は、ブラックではなく透け感のあるブラックでパールも配合されており、上質な雰囲気の色味。テクニックいらずでナチュラルな発色に仕上がります。
- 強めに圧をかけてもふんわりとした発色なので、「アイラインが濃くなりがち…。」という人に特におすすめです。
- 今回紹介した10種類の中ではこすると一番落ちやすかったです。色味はきれいなので、上から同系色のパウダーシャドウを重ねるなどの対策をすることで、落ちにくくなります。
プロの一言
編集部によるコメント
ブラックとはいえ、ふんわりした印象でミルキーなメイクにも合いそうですね。魅力的な色だけれど、にじみが気になる脂性肌の私はとても迷います。脂性肌の人が使った感想をぜひ聞きたいです!
編集後記
本記事を担当した専門家より
今回は40代・50代におすすめのアイライナーを10種類紹介しました。目の形や使用用途によって落ちにくいと感じるものは違うかもしれませんが、どれも使ってみて欲しいと思える使用感や色味でした。レビュー内容を参考にしつつ、好みに合うものを試してみてくださいね。
本記事を担当した編集者より
アイラインはメイクの印象を左右する重要パーツなので、新しいアイライナーに挑戦することを避けていましたが、探していた赤茶系バーガンディと出会えて、ルナソル(LUNASOL)シークレットシェイパーフォーアイズ 03 Velvet Rubyをぜひ使いたいとワクワクしています。ここ数年で何本もリピートしている私のおすすめはマジョリカマジョルカ ラインエキスパンダー BR713、よかったらお試しください。とにかく落ちません!
本記事を担当した企画者より
CANMAKE(キャンメイク) クリーミータッチライナー02 ミディアムブラウンは、私ももう何度もリピートしているアイライナーです。テクスチャーが柔らかく描きやすいので、目元のハリが気になるときでも使いやすいと思います。ただその使いやすさのために使用頻度が高いからか、柔らかい分一度に使う量が多くなるからなのか、他のアイライナーに比べてすぐになくなってしまう印象です。
また描きやすいという点で個人的におすすめしたいのは、KATE(ケイト)スーパーシャープライナーEX4.0 BK-1。目元を優しい印象にしたいときはキャンメイクを、キリッと強調したいときはケイトのアイライナーを使い分けています。
本記事を担当した管理者より
編集長より
すべての商品を実際に使用して、写真でも比較検討できるので、40代・50代の方々のアイメイクにまつわるお悩みを解決するヒントになったのではないでしょうか?