年齢とともに、いつの間にかシミが目立ち始めた…という経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。シミの原因となるメラニンは少しずつ肌に蓄積していくので、気づいた時には濃くなっていた…!ということが多いのが特徴です。
そうならないためにも、朝晩のスキンケア時に薬用美白※美容液を取り入れませんか?最近は、使い心地にこだわった商品やプラスαで保湿や肌荒れも防ぐアイテムなども登場しています。
今回は、そんな薬用美白※美容液10種類を実際に手に取って試してみましたので、リアルな使用感や特徴とともにその実力を紹介します。
私が全商品を実際に試して執筆しました
本記事の編集体制
※本記事に掲載している商品は、全商品全て編集部で購入した上で、レビューしています。専門家/編集者/企画者/管理者の意思によって選定しています。なお、商品情報については、記事公開時のものになります。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があるため、最新の価格や商品詳細については各販売店やメーカーにてご確認ください。詳しくは媒体概要をご覧ください。
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更新情報
・「シミ対策におすすめの美容液10商品をプロが厳選|シミができる原因、日頃から行いたいケアも解説」を公開しました。:2025年3月5日(水)
美容液でシミは薄くなる?美容液の役割とは
「美白」と名前の付く医薬部外品のスキンケアは、メラニンの生成や蓄積を抑え、シミ・そばかすを防ぐことを目的に開発されています。そのため、基本的にはできてしまったシミを消すことはできません。美白美容液は、シミを防ぎたい、また紫外線を浴びてしまった後のケアをしたいという人におすすめです。

日焼け対策はしてきたつもりでも、年を重ねるごとにシミが気になるようになりました。シミを見つけた時のショックときたら!これ以上の精神的ダメージを受けたくないので、自分に合った対策美容液を見つけたいですね。
シミができる原因と、日頃から行いたいケアについて
シミができる1番の要因は、紫外線です。肌が紫外線にあたると、肌の奥にある「メラノサイト」とよばれる部分でメラニンが生成されます。このメラニンは通常、肌のターンオーバーとともに排出されますが、排出が追いつかなくなると肌表面に残ってしまい、シミとして現れます。
また、ストレスや生活習慣、ホルモンバランスの乱れなども、シミの原因になるとされているため注意が必要です。
メラニンの過剰生成を防ぐためにも、外出時は必ず日焼け止めを塗ることを習慣にしたり、日傘や帽子を活用したりしましょう。また、規則正しい生活習慣を心がけ、毎日のスキンケアに美白美容液を取り入れながら、しっかりと保湿ケアを行うことも大切です。



紫外線は冬やくもり・雨の日でも降り注いでいるので、日焼け対策は必要ですね。外出時には日焼け止めを塗って、スキンケアでは薬用美白美容液を塗って、しっかり対策したいと思います。
シミ対策の美容液の選び方
シミ対策の美容液を選ぶ際に必ずチェックしておきたい5つのポイントを紹介します。
1.美白有効成分が配合されているものを選ぶ
美白美容液を選ぶ際には、美白有効成分を配合し、厚生労働省から承認を得た医薬部外品であることを、まず確認しましょう。医薬部外品の美白美容液には、必ず「薬用」、「医薬部外品」の表記があります。美白有効成分には、「ビタミンC誘導体」や「トラネキサム酸」、「コウジ酸」、「アルブチン」など…さまざまな種類があります。ご自身に合った成分を取り入れましょう。
2.保湿成分の配合量で選ぶ
美白美容液には、「美白有効成分」だけでなく、保湿成分が一緒に配合されているものも多くあります。肌の乾燥が進むと、紫外線の影響を受けやすくなることもあります。特に普段から乾燥が気になっている人は、「ヒアルロン酸」や「セラミド」、「コラーゲン」などの保湿成分にも注目してみてください。
3.コスパで選ぶ
美白美容液は、使い続けることが必要なため、きちんと継続できるかどうかも大切です。最近は、プチプラでも良いものがたくさんあります。毎日、使い続けられる価格帯のものを選ぶことがおすすめです。
4.肌タイプに合わせて選ぶ
さまざまな美白美容液がある中で、自分に合った商品を見つけるためには、肌タイプに合ったものを選ぶことも大切です。肌の乾燥が気になる人は、保湿成分がたっぷりと配合されたものを選ぶ、ニキビが気になる人は美白とニキビを防ぐ両方を訴求した医薬部外品を選ぶ…などもおすすめです。また、敏感肌の人はシンプルな処方のものや、不使用成分に着目して選ぶなどの工夫をしてみてください。
5.テクスチャーや香りで選ぶ
長く使い続けるためには、テクスチャーや香りにこだわることもおすすめです。ベタつきのないサラっとした美容液やクリームのような濃厚な美容液、香りの付いた商品などもあります。ご自身が心地良いと感じるものを選ぶことも、継続するモチベーションに繋がります。



たくさんの薬用美白美容液が発売されているので、迷ってしまいますね。気兼ねなく使用したいので、薬用美白美容液を選ぶ時は使いやすいコスパやテクスチャーで選んでいます。
シミ対策美容液のおすすめ10商品
ここからは美容家である筆者がおすすめするシミ対策美容液10商品を紹介します。
本記事で紹介する商品一覧
1位:ONE BY KOSE メラノショット W 【医薬部外品】40ml
商品情報


専門家による総評



美白※1有効成分「コウジ酸」に加えて、保湿成分などもたっぷりと配合した贅沢感のある美容液です。コクのある乳液のような使い心地で、硬くなった肌を柔らかくほぐすことでなめらかな肌に導きます。
- 天然由来美白有効成分「コウジ酸」で、隙の無い美白※1を目指せます。さらに4つの保湿成分※2も配合し、みずみずしくベタつかないのに、しっとりうるおします。
- 保湿力と角層までの浸透を両立し、日焼けや乾燥により硬くなった肌を柔らかくほぐすことで、美容成分を角層深くまで届けられる
- なめらかな乳液のようなテクスチャーでしっかりと保湿
- 少量でもしっかりとのびるので、使い過ぎると肌の上に残ってしまう感覚があります。少しずつ重ねづけすると良いです。
プロの一言




編集部によるコメント



コクがありながらも柔らかくみずみずしいテクスチャーは使用感が良さそうですね。美白※1有効成分「コウジ酸」、気になります。
- メラニンの生成を抑えて、シミ・そばかすを防ぐ
- サンショウエキス、桑黄抽出液、カリンエキス、濃グリセリン
2位:トランシーノ® 薬用ホワイトニングスティック 【医薬部外品】
商品情報


専門家による総評



美白※1有効成分「トラネキサム酸」を配合したスティックタイプの美容液です。頬の高い部分など、ピンポイントで集中ケアしたい人におすすめ。するするとのびるので肌への摩擦にならず、なめらかな使い心地です。
- 美白※1有効成分「トラネキサム酸」配合の美容液が肌にしっかり密着するので、手応えのある美白※1を目指せます。
- さまざまな肌の悩みに応じた美容成分※2を配合し、多角的にアプローチできる多機能な美容液
- スティックタイプなので、気になる部分にピンポイントでしっかり塗り込める
- 顔全体など広い面のケアをしたい人には不向き
プロの一言




編集部によるコメント



スティックタイプの薬用美容液、使いやすそうですね。持ち歩いて、シミが気になる部分に重ね塗りしたいです。
- メラニンの生成を抑えて、シミ・そばかすを防ぐ
- モモ葉エキス(保湿)、トウニンエキス(保湿)、エクトイン、ビルベリー葉エキス(保湿)、トレハロース、ポリメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン液、ヒキオコシエキス-1(保湿)、セイヨウノコギリソウエキス)、クワエキス、パンテテインスルホン酸Ca(保湿)、ヒメフウロエキス(保湿)
3位:アクアレーベル シミ対策美容液 【医薬部外品】
商品情報


専門家による総評



美白※1有効成分「m-トラネキサム酸」を配合したみずみずしいジェル乳液のような美容液で、軽めの使用感が好みの人におすすめです。
- 美白有効成分「m-トラネキサム酸」を配合し、メラニンの生成を抑えて、シミ・そばかすを防ぐ
- 日焼けの後の肌にうるおいを与えて整えるUVダメージケア整肌サポート成分、「ヒアルロン酸」「リピジュア※2」を配合しているので、日焼け後の保湿にも◎
- みずみずしいジェル乳液のような使用感でのびが良く使いやすい
- 軽めの使い心地なので、保湿重視のしっとりとしたクリームのような使用感を求める人にはイマイチでしょう。
プロの一言




編集部によるコメント



軽めの使用感の薬用美容液なら、シミ対策に毎日使いやすそうです。季節を問わず、朝晩スキンケアの最初に使いたいです。
- メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ、トラネキサム酸
- 2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液、リピジュアは登録商標
4位:ファンケル ブライトニング エッセンス 【医薬部外品】
商品情報


専門家による総評



防腐剤、合成香料、合成色素、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤無添加にこだわっているファンケルの美白※1美容液です。独自の美白※1有効成分「アクティブビタミンC α※2」を配合し、しっかり保湿もしながら美白※1。肌荒れが気になる人にもおすすめです。
- ファンケル独自の美白有効成分「アクティブビタミンC α※2」を配合し、角層までしっかり届ける
- 肌環境を整える保湿成分が、くすみを払って透明感のある美肌へと導く
- 「グリチルリチン酸ジカリウム」により肌荒れも防ぐ
- 18mLと比較的少量なのでコスパは微妙。毎日たっぷりと使用したい人には不向き
プロの一言




編集部によるコメント



シミ対策に本気を感じる薬用美容液です。みずみずしいテクスチャーながら保湿もできるしっとり感が使いやすそうで、魅力的ですね。
- メラニンの生成を防ぎ、シミ・そばかすを防ぐ
- ビタミンC・2-グルコシド
5位:エトヴォス 薬用 ホワイトニングクリアセラムW 【医薬部外品】
商品情報


専門家による総評



美白※1有効成分「トラネキサム酸」だけでなく、肌荒れ防止有効成分グリチルレチン酸ステアリルや保湿成分も配合。しっかりと肌を整えながら美白※1ケアをしたい人におすすめです。敏感肌を考えてつくられているのも魅力!柔らかくもっちりとした肌に導きます。
- 美白※1有効成分「トラネキサム酸」に加えて、肌荒れ防止有効成分「グリチルレチン酸ステアリル」も配合し、複合的なケアができる。ヒト型セラミド※2やニコチン酸アミドといった保湿成分も配合。
- 1本で美容液&乳液の役割を持つので、手軽に美白※1ケアを取り入れたい人に◎
- 敏感肌にも配慮した商品なので、幅広い肌質の人に使いやすい
- これ1本では保湿が不十分だと感じるのでクリーム等での保湿が必要
プロの一言




編集部によるコメント



ナイアシンアミド(ニコチン酸アミド)を配合している点も高評価です。もっちりした使用感が好きなので、ぜひ試してみたいです。
- メラニンの生成を防ぎ、シミ・そばかすを防ぐ
- N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン、N-ステアロイルフィトスフィンゴシン、ヒドロキシステアリルフィトスフィンゴシン
6位:肌美精 ターニングケア美白 薬用美白美容液 【医薬部外品】
商品情報


専門家による総評



「高純度ビタミンC(美白※1有効成分)」と「トラネキサム酸(消炎成分)」を配合しており、サラっとした水のようなテクスチャーの美容液です。さっぱりとした使用感が好みの人におすすめです。
- 「高純度ビタミンC(美白※1有効成分)」と「トラネキサム酸(消炎成分)」をWで配合しているので、美白※1だけなく、肌荒れがになる人にもぴったり
- うるおい成分「和漢花セラミド※2」や整肌成分「和漢花バランスセラム※3」も配合している
- サラサラのローションのような美容液なので保湿力はあまり感じられない
プロの一言




編集部によるコメント



洗顔後すぐの肌に使いたい薬用美容液ですね。肌美精の青色ボトルを見ると、気分がシュッとします。
- メラニンの生成を防ぎ、シミ・そばかすを防ぐ
- ユズセラミド、米ヌカエキス、シャクヤクエキス
- 水解コンキオリン、ヨクイニンエキス、大豆エキス、シルク抽出液
7位:ORBIS(オルビス)ホワイトクリアエッセンス 【医薬部外品】
商品情報


専門家による総評



オルビスの独自の美白※1有効成分「m-ピクセノール※2」が配合されているのが特徴です。オルビスユーシリーズと共通の保湿成分を配合し、朝晩どちらにも使いやすい1本です。(現在、「オルビス アドバンスド ブライトニング セラム」にリニューアルされています。)
- オルビス独自の新規※3美白※1有効成分「m-ピクセノール※2」を配合し、メラニンの蓄積を抑えて、シミ・そばかすを防ぐ
- オルビスユーシリーズと共通の保湿成分も配合されており、うるおいのある肌に整える
- 25mlで約5,000円は、ややお高め。コスパが良いとは言い難い
プロの一言




編集部によるコメント



ORBIS(オルビス)独自の有効成分配合で気になる美容液です。リニューアルもされたとのことで、ますます期待が高まります。
- メラニンの蓄積を抑え、シミ・そばかすを防ぐ
- デクスパンテノール W
- オルビス内
8位:メラノCC 薬用しみ集中対策プレミアム美容液 【医薬部外品】
商品情報


専門家による総評



美白※1有効成分「活性型ビタミンC※2」、ピリドキシン塩酸塩、殺菌成分イソプロピルメチルフェノール、抗炎症成分アラントイン、4つの有効成分を配合し、美白※1だけでなく、ニキビや肌荒れが気になる人にもおすすめです。1滴ずつ使えて、気になる部分を集中ケアできます。
- 美白※1有効成分「活性型ビタミンC※2」に加えて、うるおい成分として3種のビタミンC誘導体※3も配合している
- ピリドキシン塩酸塩、殺菌成分イソプロピルメチルフェノール、抗炎症成分アラントインといった他の有効成分も配合しているのでニキビや肌荒れも防ぐ
- オイルのような使用感で、少しベタつきを感じる
- 少量ずつ出てくるチューブ型容器なので顔全体などにたっぷり使用したい人には不向き
プロの一言




編集部によるコメント
- メラニンの生成を防ぎ、シミ・そばかすを防ぐ
- アスコルビン酸
- アスコルビルグルコシド、3-O-エチルアスコルビン酸、ビタミンCテトライソパルミテート
9位:ちふれ 美白美容液VC【医薬部外品】
商品情報


専門家による総評



美白※有効成分「ビタミンC誘導体」を配合したジェル状の美容液です。肌荒れ防止有効成分も配合しているので、肌荒れが気になる人にもおすすめです。
- 美白※有効成分「ビタミンC誘導体」に加えて、肌荒れ防止有効成分「グリチルリチン酸2K」を配合。さらに保湿成分「ヒアルロン酸」「トレハロース」「油溶性甘草エキス」も配合し、1本でしっかりとケアができる
- のびの良いジェルなので顔全体にしっかりと使える
- 塗布後は、少しベタつきを感じる
プロの一言




編集部によるコメント



ベタつきのあるジェルとは、逆に気になり、使ってみたいですね。とろみが強いテクスチャーは塗ってすぐは重さが残るけれど、乾燥した肌にはちょうど良い場合もあります。
- メラニンの生成を防ぎ、シミ・そばかすを防ぐ
10位:SHIMBI 薬用ダブルホワイトニングセラムA【医薬部外品】
商品情報


専門家による総評



Wの美白有効成分「アルブチン」「ビタミンC※」を配合し、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすをしっかりと防ぎます。クリームのようなテクスチャーなので、乾燥肌の人やこっくりめの使用感が好みの人におすすめ。保湿もしっかりできます。
- Wの美白有効成分「アルブチン」「ビタミンC※」を組み合わせて、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ
- Wの抗炎症有効成分「トラネキサム酸」「グリチルリチン酸ジカリウム」を配合し、肌荒れも防ぐ
- オイルのような重さを感じるクリームなので、さっぱりとした使用感が好みの人には不向き
- なじんだ後も少しベタつきを感じる
プロの一言




編集部によるコメント



「アルブチン」配合は頼もしいですね。クリームのようなこっくりテクスチャーなら、アイクリームのように塗って目のまわりのシミ対策に使いたいです。
- L-アスコルビン酸 2-グルコシド
編集後記
本記事を担当した専門家より



美白美容液は、シミ・そばかすを防ぐために継続して使っていくものです。配合されている美白有効成分の種類や使用感などもさまざまなので、ぜひご自身が使い続けやすい1本を見つけて、毎日のスキンケアに取り入れてみてくださいね!使ってすぐの効果を求めず、コツコツとケアを続けることがポイントです。
本記事を担当した編集者より



メラノCC 薬用しみ集中対策プレミアム美容液 【医薬部外品】は何本も愛用していて、とてもおすすめです。独特のとろみ感がある、オイルのようなテクスチャーなので、お風呂上りにとりあえずつけて、支度をしてから続きのスキンケアをしています。とろみがあるので、少し放置しても蒸発せず、しっとり感が残ります。メイクのノリも良くなります。
本記事を担当した企画者より



少し前に韓国の美容液スティックが流行りましたが、今は日本ブランドにも美白ケア用の美容液スティック(トランシーノ® 薬用ホワイトニングスティック 【医薬部外品】)があるんですね!ピンポイントでケアしたい目元のシミ対策に良さそうで、欲しくなりました。
当メディアには、プロがおすすめの日焼け止め10商品を紹介している記事もあるので、美白ケアには欠かせない日焼け対策もあわせてチェックしてみてください。