<本調査に関して>
株式会社西日本新聞社が運営する美容に関する40代以上を対象とした美容メディアGranza Beautyと、その品質管理および記事制作を請け負う 株式会社MEMOCO(本社:東京都渋谷区、代表:熊田 貴行)は男女103名を対象に、「歯磨き粉選びの実態調査」についてのアンケート調査を実施しました。
調査概要
調査概要:「歯磨き粉選びに関しての実態調査」についてのアンケート
調査期間:2024年5月31日(金)
調査方法:インターネット調査(クラウドソーシングサービス)
調査人数:103人
調査対象:男性37人、女性66人
回答者に関して
まずは回答者の年代と男女の割合に関してご紹介します。
回答者の年代
10代:約3%
20代:約10%
30代:約29%
40代:約35%
50代:約18%
60代以上:約5%
回答者の性別
男性:約36%
女性:約64%
回答者のお口の悩み
回答者が現在抱えているお口の悩みについて聞いてみました。
- 歯の黄ばみ:約21%
- 口臭:約20%
- むし歯:約19%
- 歯石の沈着:約16%
- 歯周病:約15%
- 知覚過敏:約9%
最も回答数として多かったのは歯の黄ばみ。回答した人は約21%いました。ついで僅差で口臭と答えた人が約20%。
回答としてはどれか一つに突出するのではなく、満遍なく選ばれていました。回答者にとってどれか一つに絞る際に「甲乙つけ難い」状況だったと思われます。
歯磨き粉を選ぶときの観点とは?
ここでは回答者がどんな歯磨き粉を使っているのか、何を基準に選んでいるのかについて紹介します。
使っている歯磨き粉タイプは?
歯磨き粉には大まかに下記の3タイプがあります。
- ペーストタイプ:泡立ちがよく爽快感を得やすい。
- ジェルタイプ:研磨剤不使用のものが多く歯を傷つけにくい。
- 粉タイプ:仕上げ磨きにおすすめ。
そこで回答者の日頃使っている歯磨き粉のタイプについて質問をしました。
- ペーストタイプ:約92%
- ジェルタイプ:約7%
- 粉タイプ:約1%
最も回答数として多かったのはペーストタイプ。回答した人は約92%いました。ペーストタイプはもっともメジャーな歯磨き粉のタイプで、泡立ちがよく、メントールなど磨き終わりの爽快感を得やすいのが特徴です。
ついで、ジェルタイプが約7%。ペーストタイプに比べると研磨剤不使用の商品が多く、研磨剤がないので、歯の表面を削ることがないので傷つけにくいのが特徴です。
歯磨き粉を選ぶときの基準は?
では、実際にどのような基準で歯磨き粉を選んでいるのでしょうか?
- 歯周病予防:約27%
- むし歯の予防力:約25%
- ホワイトニング効果:約16%
- 歯磨き粉のタイプ:約9%
- 歯石除去力が高い:約9%
- 知覚過敏予防:約7%
- 研磨剤が含まれる:約4%
- 低発泡:約3%
最も多かったのが「歯周病予防」の約27%でした。多くのお口のトラブルと関係性が高いため、日頃のオーラルケアとして意識している人が多いようです。ついで、「むし歯の予防」の約25%と歯周病予防とほぼ同数でした。
もしかすると前者は「歯周病予防を主眼として置きつつ虫歯予防もしたい」、後者は「虫歯予防を主眼に置きつつ歯周病予防もしたい」という表裏一体の関係なのかもしれません。
使ってみたい歯磨き粉とは?
回答者にGranza Beautyの記事『歯磨き粉おすすめ10商品をプロが厳選|歯磨き粉の種類や選び方も紹介』にある商品の中でどの商品を使ってみたいかを聞いてみました。ここでは『使ってみたい歯磨き粉のTOP5』を紹介します。
第1位 シュミテクト コンプリートワンEXプレミアム ナチュラルミント(医薬部外品)(29票/103人中)
歯がしみることはあるけれど、時々なのでまだ歯医者さんに行くほどではないかな、と思っている時に使いたいですね。歯ブラシ選びも大事なので、同ブランドの歯ブラシも用意されているのはうれしいです。
<選ばれた理由>
- 歯がしみやすい人も使えてむし歯の発生や進行を予防できるのがいいなと思いました(40代 女性)
- 高フッ素濃度のものを選ぶことが多く、虫歯にもホワイトニングも期待できそう(30代 女性)
- ホワイトニングだけでなく歯周病予防など幅広く対応しているから(30代 男性)
- 名前がよく知れているので効果が期待できると思った(40代 男性)
- これ一つでほぼ全てのケアができるから(40代 女性)
第2位 ライオン歯科材 Systema SP-T ジェル(医薬部外品)(24票/103人中)
歯周病は怖いので、毎日しっかりみがいて対策したいですね。ジェルの歯磨き粉は磨き終わった後のツルツル感がたまりません。
<選ばれた理由>
- 歯周病を予防する4つの有効成分が配合されている(40代 女性)
- 日常的にフッ素でコーティングかけられるのはいいため。(20代 女性)
- 研磨剤不使用で歯周病を予防する成分が配合されているので選択した(30代 女性)
- ほど良いミント感があるのが丁度良いと思ったからです(20代 女性)
- フッ素の配合量が高く、歯をあまり傷つけずにケアできる(30代 女性)
第3位 ライオン歯科材 Brilliant more W ナチュラルペパーミント(医薬部外品)(14票/103人中)
歯のホワイトニングやインプラントの普及で歯がきれいな人が増えているなか、、白い歯を目指したい、着色を気にせず食事も楽しみたい人におすすめですね。
<選ばれた理由>
- ホワイトニングに通っており、日常の歯磨きでもホワイトニング効果があるものを使いたい(30代 女性)
- カレーやコーヒーが大好きなので、ホワイトニングに効果がありそうだった(20代 女性)
- 歯石除去や色素沈着などに有効であるため(40代 男性)
- フッ素量が多く虫歯予防の効果と知覚過敏対応があるからです(30代 女性)
- 歯を白くする効果が高そうだと思うからです(30代 女性)
第4位 ライオン歯科材 DENT.EX Systema センシティブ(医薬部外品)(9票/103人中)
外出時でも使いたいので、コンパクトサイズなのはうれしいです。外出時は泡が多いと口からあふれて使いにくいので、低発泡は魅力ですね。
<選ばれた理由>
- 知覚過敏の症状を防いでくれるので、歯に年齢を感じる私には嬉しいです(40代 女性)
- 低刺激のものが自分に合っているような印象を受けました(50代 女性)
- 歯石除去に一番効果がありそうだから(30代 男性)
- 低研磨、低発泡の歯磨きペーストで細かい汚れまで落としてくれる点(30代 女性)
- ライオン製品に信頼があるから(30代 男性)
第5位 ホワイトエッセンス クリストホワイト(6票/103人中)
研磨剤不使用は注目ポイントですね。電動歯ブラシでも使えて助かります。パッケージもおしゃれで、洗面所に置きたくなります。
<選ばれた理由>
- 歯ぐきを傷付ける心配も少ないというのがうれしい(50代 男性)
- 虫歯対策にもホワイトニング効果にも効果的だから(40代 男性)
- ホワイトニング効果が高そうだった(50代 男性)
- 電動歯ブラシでも使えるから(60代以上 男性)
まとめ
歯周病と虫歯、口臭に関して課題感を抱いている人が全体の約60%いました。歯磨き粉を選ぶときの着眼点も歯周病や虫歯予防がほぼ同数でした。
一方商品選びとなると、ホワイトニングと知覚過敏に対する効果を重要視しているコメントが目立ちました。
虫歯予防や歯周病予防はほぼベースの効果として認識されていて、プラスαの効果としてホワイトニングや知覚過敏予防に注目が集まっていた印象です。あとは歯茎が傷つかないという理由でジェルタイプへ興味を示す人もいました。
自分自身の歯の状況を理解することで、ベースラインの効能以外に何があったらいいのかも見えてきそうですね。