自分の肌状態やニーズに合うクレンジングを見つけられると、スキンケアへの満足度が上がります。
ドラッグストアで買えて人気が高いクレンジングには、お値段以上の使用感を得られるものも多く、ライフスタイルに合うクレンジングが見つかると、スキンケアへの満足度も高まるでしょう。
人気の製品から、美容家が実際に試した「安くても優秀なクレンジング」を10品紹介します。
私が全商品を実際に試して執筆しました
本記事の編集体制
※本記事に掲載している商品は、全商品全て編集部で購入した上で、レビューしています。専門家/編集者/企画者/管理者の意思によって選定しています。なお、商品情報については、記事公開時のものになります。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があるため、最新の価格や商品詳細については各販売店やメーカーにてご確認ください。詳しくは媒体概要をご覧ください。
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更新情報
・「ドラッグストアで買えるおすすめのクレンジング10商品を美容家が厳選|安くても優秀!」を公開しました。:2024年8月23日(金)
クレンジングの種類|特徴とおすすめの肌質を知ろう
「クレンジング」とひと口に言っても、その形状はさまざまです。まずはそれぞれの特徴を解説します。
オイルタイプ
濃いメイクでもしっかり落とせて、洗浄力が強いものが多く、マツエクを使用していても使える製品も増えています。
ただし、皮脂も一緒に落として、使用後に肌が乾燥することがあるため、保湿が欠かせません。
バームタイプ
しっかりめのメイクも落としやすく、肌になじませて使います。ジャータイプの容器に入っているものが多いため、スパチュラを使うなど手間がかかることもあります。
ジェルタイプ
オイルやバームと比較すると、洗浄力はやや弱いため、濃いメイクが落ちにくい場合もあります。使用感はみずみずしいものが多く、ヌルヌル感なく洗いあがります。
クリームタイプ
乾燥肌にも使いやすいしっとりした洗いあがり。ジェルタイプと比べると、やや洗い流しに時間がかかるものも少なくないものの、しっかりめのメイクでも落ちやすい製品が増えています。
ミルクタイプ
テクスチャーがマイルドで、肌になじませやすいやわらかさのある製品が主流です。ただし濃いメイクやポイントメイクを落とすには不向きな場合もあります。他のクレンジングと併用するのもおすすめです。
リキッドタイプ
オイルフリーの製品が多く、脂性肌やベタつきが気になる時に使いやすいクレンジングです。ウォータリーな質感が特徴で、他のタイプと比べさっぱりと使えます。
拭き取りタイプ
シートにクレンジング料が含まれている形状で、濃いメイクでも落としやすい製品が主流です。ただし肌への摩擦が生じやすいため、肌がデリケートになっている時には気をつけて使う方が良いでしょう。
さまざまな種類のクレンジングが発売されていて、どれを選ぶか迷ってしまいますね。自分の肌に合っているクレンジングであることはもちろん、テクスチャーや使用感も気になるところ。毛穴が気になる私は、オイルタイプとジェルタイプを、日によって使い分けています。
正しいクレンジングの方法とプロがしているコツ
正しいクレンジングの方法と、プロのコツを紹介します。肌を傷めず、すっきり汚れを落とすために役立つ情報なので、ぜひ参考にしてみてください。
正しいクレンジングの方法
まずは手を清潔にし、メイクの濃さに応じてクレンジングを選びます。マスカラやアイラインなど落ちにくいポイントメイクには、マスカラリムーバーやポイントリムーバーを使用すると良いでしょう。
クレンジングを肌にのせたら、メイクとしっかりなじませるのがポイント。その後は、製品の使用説明に沿って、ふき取りまたは丁寧に洗い流しましょう。
プロがしているクレンジングのコツ
クレンジングは、スキンケアの基本となる大切なお手入れです。その役割はメイクや汚れをしっかりと落とすこと。
しかし、しっかり落としたいからと肌をこすると、肌にダメージを与えてしまい、逆効果に。肌をこすることなく、やさしくメイクを落とすことを意識しましょう。
そのためには、ゴシゴシと肌をこすらなくても、スルッとメイクが落ちるクレンジングを選ぶのがポイントです。
メイクや毛穴に詰まった汚れをしっかり落とそうと思うと、ついゴシゴシこすりたくなってしまいます。面積の広い頬は手のひらで洗ったり、力が入りがちな人差し指を使わず中指・薬指でなじませたりして、やさしく洗うことを心がけています。
プチプラのクレンジングの選び方
プチプラのクレンジングを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
1.メイクの濃さ
メイクの濃さによって、選ぶクレンジングは変わります。
しっかりメイクの日には洗浄力が高いものを使いましょう。石けんでも落ちるという表記の軽めのメイクの日には、洗浄力は弱くても問題ありません。
2.肌の状態
季節や体調によって、肌の状態は変わります。自分の肌状態を把握し、なじませやすい形状のクレンジングを選びましょう。
たとえば、乾燥が気になる時には油分が強いクレンジングのほうが肌のすべりが良くなります。反対にベタつきやテカリが気になる時には、さらりとしたクレンジングが心地良いでしょう。
また、洗いあがりが心地良いものを選びましょう。
3.使用感
クレンジングは毎日使うものなので、使用感が気に入らないと満足度が下がるだけでなく、クレンジングを億劫に感じてしまう可能性もあります。
塗布した時の質感や、洗い流す時の使用感、洗いあがりなど、総合的に自分に合う使用感のものを見つけると、お手入れが楽しくなり、続けやすくなるでしょう。
4.肌の悩み
毛穴の黒ずみや開き、ベタつきやゴワつき、乾燥など、自分の肌の悩みに合わせて、クレンジングを選びましょう。
「落とすケア」はスキンケアの要でもあるので、肌の悩みに寄り添うクレンジングを選ぶことが必須です。
5.使いやすさ
クレンジングの中身だけでなく、容器も使いやすさに影響します。
毎日使うものなので、自分が使いやすいと感じる製品を選ぶことはもちろん、価格的にも無理なく続けやすいものを見つけましょう。
スキンケアの基本は汚れを落とすこと、と言われる程、クレンジングは大切なプロセスですね。メイクの濃さや肌の調子に合わせて選んでいます。ポイントメイクが良く落ちるクレンジングなど、プチプラだからこそ、いくつかそろえて使い分けています。
ドラッグストアで買えるおすすめのクレンジング10商品
ここからは美容家である筆者がドラッグストアで買えるおすすめのクレンジング10商品を紹介します。
本記事で紹介する商品一覧
1位:カウブランド 無添加メイク落としミルク ポンプ付
商品情報
専門家による総評
価格、使用感、洗浄力のバランスがとても良く、濡れた手でも使える利便性も魅力です。
- 濡れた手や顔でも使える。
- 軽くなじませるだけで、しっかりめのメイクも落ちる。
- 幅広い肌質の人に使いやすい。
- パーティーメイクやステージメイクなど、かなり濃いメイクは落としにくい。
- 1回の使用量が多く、コストパフォーマンスはそこまで高くない。
プロの一言
編集部によるコメント
軽めのすっぴんメイクの日に使用しています。ただ、ポイントメイクは別のクレンジングで落とすのがおすすめです。
2位:キュレル 潤浸保湿 乳液ケアメイク落とし【医薬部外品】
商品情報
専門家による総評
乳液状のクレンジングでメイクを拭き取りながら、保湿ケアも同時にできます。
- 軽いテクスチャーで肌になじませやすい。
- 洗い流しの必要がない。
- 乳液でメイクを落とす発想がユニーク。
- 濃いメイクは一度では落ちないことがある。
- コットンがないと使えない。
プロの一言
編集部によるコメント
乳液で拭き取り、と言うめずらしいタイプ。肌のうるおいをキープできるので、乾燥が気になる時に備えて常備しておきたいです。軽いポイントメイクを拭き取る際にもおすすめです。
3位:ファンケル (FANCL) マイルド クレンジング オイル
商品情報
専門家による総評
美容液のような心地良いテクスチャーが魅力。リニューアルによって使用感もUPしました!
- メイクだけでなく毛穴汚れも落とせる。
- 美容液のようなトロトロのテクスチャーで、摩擦を気にせずになじませられる。
- オイルなので、暑い日にはやや重たい洗いあがり。
- 油っぽい肌や脂性肌には油分過多に感じやすい。
プロの一言
編集部によるコメント
柔らかいオイルがクッションのような感覚で、クレンジングできます。毛穴の詰まりが気になる時に使用しています。
4位:カルテHD うるおいメイク落とし オイルジェル(モイスチュア クレンジング オイルジェル)【医薬部外品】
商品情報
専門家による総評
やさしい使い心地ながら、ウォータープルーフのメイクも落ちやすいです。
- ジェル状で気温や湿度が高い日でもみずみずしく使いやすい。
- やさしい使用感ながら、濃いめのメイクも落ちる。
- ジェルにオイルが内包されているため、脂性肌には不向き。
- 重いテクスチャーが好きな人には物足りない。
プロの一言
編集部によるコメント
感触がユニークで、ワクワクした気持ちでクレンジングできます。一般的なグルー(シアノアクリレート系)であれば、マツエクをしていても使えるところも便利です。
5位:キュレル ジェルメイク落とし【医薬部外品】
商品情報
専門家による総評
肌へのなじみが良い柔らかなジェルタイプ。肌状態を気にせずに使いやすい。
- 幅広い肌質で使える。
- 少量でもメイクへのなじみが良い。
- 洗った後にツッパリや乾燥を感じにくい。
- 毛穴汚れなどメイク以外を落としたい時には別の製品を一緒に使うのがおすすめ。
- 肌への摩擦を減らそうとすると、量を多く使わなくてはならない。
- 濃いメイクはやや落ちにくい。
プロの一言
編集部によるコメント
ベタつきやぬるつきがなく、すっきりした洗いあがりが心地良いです。乾燥が気になる人や敏感肌の人におすすめしたい使用感です。
6位:菊正宗 日本酒のメイク落とし200g
商品情報
専門家による総評
洗い流し・拭き取りどちらでもOK。濡れた手でも使える。圧倒的なハイコスパ、たっぷり使える大容量も魅力。
- コストパフォーマンスが良く、たっぷり使える。全身の日焼け止め落としにもおすすめ。
- 洗った後に肌がつっぱる感じが少ない。
- 日本酒※、アミノ酸、プラセンタエキスなど、うるおい成分が豊富に入っている。
- オイルinだが、濃いメイクはやや落としにくい。
- 日本酒が苦手な人には、やや香りが気になる。
プロの一言
編集部によるコメント
友人の間でも話に出るアイテムで、興味津々です!日本酒は昔から肌に良いと言われていますね。私は糖分の多い化粧品が苦手な肌質ですが、こちらはぜひ使ってみたいです。
※ コメ発酵液
7位:ビオデルマ (Bioderma) サンシビオ エイチツーオー D
商品情報
専門家による総評
コットンで拭き取るだけの手軽さで、濃いメイクも落としやすいクレンジングウォーター。
- マスカラやアイラインなどのポイントメイクもスルリと落ちる。
- 拭き取った後に肌がつっぱる感じがない。
- サイズが小さいのでコストパフォーマンスは高くない。
- 濡れた顔には使えない。
プロの一言
編集部によるコメント
体調が悪い時、酔っぱらってる時、眠くて仕方ない時には、横になっていても使える拭き取りクレンジングは重宝します!一家に1本、常備しましょう。
8位:トランシーノ 薬用クリアクレンジングEX 【医薬部外品】
商品情報
専門家による総評
なめらかなクリーム状で、毛穴汚れにもアプローチします。
- クリーム状でなめらかな使用感。
- 体温によってオイルタッチに変化しなめらかさがUP。
- メイクとのなじみが良い。
- 濡れた手や顔には使えない。
- クレンジング後に洗顔が必要。
プロの一言
編集部によるコメント
良くのびて、広げやすいクリームクレンジングで、水にもなじみやすくてすすぎも簡単です。一般的なグルーであればマツエクをしていても使える点もうれしいです。
9位:ONE BY KOSE(ワンバイコーセー)ポアクリア オイル
商品情報
専門家による総評
メイクを落としながら、毛穴に詰まった頑固な角栓を溶解するパワフルさが魅力です。
- 固まっている角栓にもアプローチ。
- 濡れた手でも使える。
- W洗顔が不要で手軽。
- 洗った後にオイルによるしっとり感が強いので、さっぱり感を好む人には不向き。
- やや中性的な香りが個性的で、好みが分かれそう。
プロの一言
編集部によるコメント
毎日のクレンジングで毛穴の詰まりを落とせるのはうれしいです。グルー(シアノアクリレート系)に付着しても接着力が落ちないので、マツエクを使用していても使いやすいですね。
10位:アンドハニー クレンジングバーム ブラック
商品情報
専門家による総評
毛穴の汚れや皮脂テカリも落とせる多機能なバームクレンジング。
- メイクだけでなく、皮脂も落として、保湿ケア、マッサージ、洗顔まで1品で5役を担う。
- 黒色の美容成分を8種類配合したトロトロのテクスチャー。
- ジャーの蓋を開け、スパチュラで計量するので、急いでいる時には不向き。
- 重さのあるテクスチャーで、完全に洗い流すのにやや時間がかかる。
プロの一言
編集部によるコメント
しっかりなじませてから、バスルームに移動し蒸気で乳化したら、毛穴汚れに良さそうです。蓋の裏にスパチュラをセットしておけるので、便利ですね。ドラッグストアで、手頃な価格で手に入ることもうれしいです。
編集後記
本記事を担当した専門家より
スキンケアの基本であるクレンジングは、妥協せずに選ぶことが満足度を上げる重要なポイントです。ドラッグストアで買えるクレンジングにも優秀なものが数多くそろっているので、自分の肌との相性を見極めながら選んでみてくださいね。
本記事を担当した編集者より
ルーティンのスキンケアアイテムは、いつも同じものを選んでいましたが、ドラッグストアで購入できるクレンジングなら、取り入れやすいですね。この記事をきっかけに、トランシーノ薬用クリアクレンジングEX【医薬部外品】 をすっかり気に入りました。クリームで肌にやさしい感触や、オイルに変化していくテクスチャーが楽しい!新しいクレンジングを取り入れると、気分もうきうきしますね。
本記事を担当した企画者より
「ビオデルマ (Bioderma)のサンシビオ エイチツーオー D」ですが、ヨーロッパに住んでいた頃に使用していました。海外ではこんな拭き取りタイプの化粧落としを使っている人が多い印象です。肌トラブルが起きやすい私ですが、さっぱりと問題なく使えていたことも思い出しました。今回の特集を受け、改めて使ってみようかなと思えたので本当に嬉しい!永井さんのコメントの通り、体調が悪くてお風呂に入れないときなどでも重宝しそうです。
本記事を担当した管理者より
スキンケアへの第一歩とでも言えましょうか、メイク落とし。今回はメイク落としでご紹介した内容よりもさらに気軽にドラッグストアで購入できるクレンジングに特化してご紹介いただきました。
拭き取り化粧水、美容液、シートマスクといろいろなステップがありますが、なによりもまずはメイクを落としてからですよね。
前回のメイク落としの記事では高価格帯も含めてご紹介しておりますので、そちらも是非ご覧くださいませ。
編集長より
原材料費の高騰によってスキンケア関連商材の価格があがったというニュースも時折耳にします。そんな中でドラックストアでも買えるプチプラのクレンジングは、お値段的な安心感に加え、今回のレビュー記事を読んで「安くても優秀」なものが思った以上に充実しているのだな、と改めて驚きでした。この価格帯であれば、比較的手軽に使い分けができる点も魅力的ですね。